奥多摩A

2003年6月29日、グリーンアップのメンバーと奥多摩へ樹木観察に行きました。
朝早く起きて、お弁当を作って(といっても、おにぎりだけですけど)ホリディー快速おくたま1号で、一路奥多摩へ。
日原渓谷付近から登り始めました。

イラクサ ? フサザクラ
道脇の崖に崩れ避けの網がはってあります。そんなところにも草が顔を出しています。左はイラクサ、右はマツカゼソウ?です。 渓谷沿いに房桜が実になっていました。

登り口からもう急な坂です。春蝉の鳴き声が満ち溢れている森。他の森ではよく見る笹がありません。落ち葉が腐葉土になってふわふわしています。色んなキノコも生えていました。

ヒトリシズカ フタリシズカ クマシデ
一人静。葉は4枚輪生します。
形は少し丸っこい。センリョウ科
二人静。葉は2枚づつの対生です。形は少しスマート。同じくセンリョウ科 熊四手(クマシデ)の果穂。きれいな濃いピンクに色づいています。カバノキ科
銀竜草(ギンリョウソウ)腐葉土の間から咲いていました。栄養は光合成ではなく腐葉土からだけなので、葉緑素がありません。不思議な草ですね。写真が撮れて良かったです。イチヤクソウ科 シナノキ。シナノキ科。実の根元に葉状の苞(少し黄色に見える)がつくのが面白い。
マタタビ
金袋山のミズナラ。幹周り7.5mもある巨樹です。
ブナ科コナラ属。
猫の好物マタタビ。人間も元気が出る?花期に枝先の葉が白くなってここに花があるよと知らせます。マタタビ科

午後には解説員の方が小さな湧き水でコーヒーを入れて下さり、おやつを食べて一休みします。

チドリノキ アオダモ キリンソウ
千鳥の木(チソリノキ)カエデ科カエデ属なのに葉は長楕円形です。 青だも(アオダモ)モクセイ科トネリコ属
野球のバットに使われるそうです。
黄輪草(キリンソウ)帰り道の崖に咲いていました。

いろいろな樹に出会った一日でした。花時か秋にも訪れたいものです。