高見石へ(2008年7月)

昨年から、行きたいと思っていた北八ヶ岳の高見石。若い頃何度も通った所です。まあ言えば、思い出登山といったところでしょうか。
バスツアーと違って、電車もコースも自分で決めます。
コースは昔歩いたコースです。
一人では心細いので、どうしようかと思案していたら、Mちゃんが一緒に行きましょうと言ってくれました。
7月18日、丁度、丸3年の命日です。
大阪に住んでいる彼女はバスで茅野へ、私はJRあずさ号で茅野へ、駅で待ち合わせです。
ここからはバスに乗ります。
生憎、雨がポツポツ。終点の渋の湯でも雨。
同じバスに乗ってきた人たちは先に歩き出しています。
私たちは旅館の庇を借りて、昼食。
雨具をしっかり着て、歩き始めます。
渋の湯看板
       
こんな道だったかしら?けっこう急な登りです。先に歩いていた女性二人が何かを撮っています。
リンネソウが咲いていると教えてくれました。慌てて私もカメラを出しました。
リンネソウ1 リンネソウ2
リンネ草。植物学者のリンネが好きだったので、この名前がついたそうです。
可憐な花です。私も好きになりました。スイカズラ科。
コイワカガミ1
雨は小降りになったのでカメラを持って歩いていると、
小岩鏡(コイワカガミ)に出会いました。 イワウメ科。  マウスオン↑
日陰の蔓(ヒカゲノカズラ)
緑の2本立っているのが胞子です。
幹 ゴゼンタチバナ
樹の幹に苔が付き、舞鶴草や紅花一薬草が生えています。
紅花一薬草は花が終わっていました。
ここでも御前橘に出会いました。
葉が6枚になったら花が咲きます。
       
相変わらず、急な登りです。大きな石があるのですが、なかなか足が上がりません。
Mちゃんも重たいリュックをかついで、頑張っています。
コケモモ ヤツガタケキスミレ
苔桃(コケモモ)も可愛い花です。 ツツジ科。マウスオン 八ヶ岳黄菫(ヤツガタケキスミレ)?としたい。 スミレ科
     
いよいよ賽の河原に入ります。今までは樹があったけれど、ここは大きな石ばかりです。
雨も上がって、この風景を写真を撮りたいところですが、それどころではありません。カメラを仕舞って両手を使わないと大きな石をよじ登りません。昔は立ってさっさと歩いたように記憶しているのですが、バランスも悪くなって、よろよろします。石ばかりなので、道というのがありません。その代り石に大きなマークが付いているので、迷わず樹林帯に行きつきました。もうすぐのところで、Mちゃんが転んで、ドキッとしました。骨折も捻挫もなくて、よかった。
ズダヤクシュ 高見石
喘息薬種(ズダヤクシュ) ユキノシタ科。 マウスオン
小屋の近くにひっそり咲いていました。
この上を上るともっと大きな石があり、白駒池が一望できます。
でも疲れて登れませんでした。
高見石小屋1 高見石小屋2
高見石小屋です。小屋は建て替えられていました。少し雰囲気が変わりましたが、仕方がありません。
ランプもランプの形をした照明器具です。夕食も豪華、生ビールや地酒もあってびっくり。時代が変わったのですね。
Mちゃんはしっかりお酒を飲んでいました。お疲れ様です。