蓮の花の話(2015年8月9日)

8月9日、しのばず自然観察会は「蓮見」です。今日は蓮に詳しい人が来て、色々蓮の話をしてくれました。蓮の花も色々種類があるのです。八重もそれより花弁の多い重台連のもあります。色も紅、ピンク、白、黄色、爪紅、斑蓮と多彩です。花の開花は日の出前の午前2時頃から始まり、10時頃に開ききり、その後は閉じ始めます。開花は3日から4日のわたり、その後は花弁を散らします。
不忍池いっぱいに咲いています。
始めの葉は浮葉です。 葉が出る時は巻いています。
地下茎から葉柄を出して葉があります。
葉柄の表面はザラザラしています。
葉の表面には極小の突起があり、水は丸くまとまります。
風が吹くと葉が揺れ、水は転がってゴミや虫を洗い落とす。

これをロータス効果といいます。
まだ固い蕾 少し開き始めました。
まだ雄しべが開いていません。 開花しました。
花托が見えてきました。 花托にある点々は雌しべです。
花弁が落ちて、雄しべが金色に光っています。
マウスオン
雄しべも落ちた花托は果托になります。
横に向き(緑)そのうち上(茶)を向きます。
池のに亀がいたり、蒲が生えている一画があります。
今日は満開です。
葉柄も沢山の穴が開いています。空気を地下に運んでいます。 葉柄を折ると細い糸が出てきます。 ↑マウスオン
昔はこの糸(維管束、ぐうし)で布を織りました。
何日目の花でしょうか?
マウスオン  弁天様の横のお稲荷さん。今日は午の日で開いていました。  ↑マウスオン
    
今日は蓮の花以外にもめずらしいトンボや蝶に出会いました。
ウチワヤンマ(ウチワトンボ) サナエトンボ科。腹部の先端に団扇型の突起があります。
シオカラトンボ。腹部が細い。 オオシオカラトンボ。 ↑マウスオン
腹部が尾の先まで同じ太さ。
コムラサキ。タテハチョウ科。  ↑マウスオン
先日オオムラサキに出会いましたが、コムラサキにも出会うなんて、びっくり!
水を飲んでいるのでしょうか。♀か♂か判別不明。
動物園内の蓮池。後ろの青い線はモノレール。
動物園内で見つけた細長い実。調べるのに苦労したがテイカカズラの袋果と分かりました。
2個コずつついています。この中の実も面白そうです。又、見に行こうかな?
    
今日も暑い日だったけれど、蓮の知識が増え、初めてのトンボや蝶と出会えました。