宮崎(2016年9月24日)

鵜戸神宮は海岸の断崖の海蝕洞の中に本堂があるというめずらしい神宮です。神話の海彦、山彦の伝説から、山幸彦と豊玉姫が出会い、子供をここで産んだのです。その子が御祭神(とても長くて書けない)です。一度、来たかった所です。
鵜戸ア岬の突端にあります。 神門、奥の楼門は修繕中だった。
下って行ってお詣りするというのもめずらしい。
洞窟の中のあでやかな御本殿。 ↑マウスオン
すれすれです。 豊玉姫が育児のため乳房を岩にくっつけて、海に帰った。↑マウスオン
奇岩の一つ亀石に注連縄があります。ここに男は左手、女は右手で運玉を投げ、入ると願いがかなうらしい。
変った岩が多い。 暖かい土地なので蘇鉄(ソテツ)が多い。
浜薊(ハマアザミ) 磯馴葎(ソナレムグラ)↑マウスオン
鵜戸の古狛犬(海中に沈んでいたのを引上げた) 神犬石(御本殿を守護しているように見えるので)
    
日南海岸沿いに走って、堀切峠の道の駅フェニックスで休憩。
海岸の岩は「鬼の洗濯板」と呼ばれています。 中新世後期(約700万年前位)に海中で出来た水成岩(固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層)が隆起し、長い間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになりました。↑マウスオン
ワシントンヤシの並木 フェニックスの並木
ハマユウ タチアワユキセンダングサ
トックリキワタの花。 実の中に種を包む綿が出来ます。それがパンヤです。↑マウスオン
   
日南海岸を北上すると青島に着きます。 青島は奇岩「鬼の洗濯板」が島を囲む、周囲1.5kmほどの小さな島です。 青島海水浴場とは「弥生橋」でつながっています。島内にはビロウジュをはじめ、亜熱帯性植物も多く茂っています。 種子植物の自生および栽培品併せて74科174種2亜種5品種計209種、これにシダ植物17種を加えた226種が島内にあります。
引き潮時には歩けたのですが、今は橋が架かっています。右に鬼の洗濯板があります。
島の左側も鬼の洗濯板です。 天然記念物の説明。 ↑マウスオン
キダチハマグルマ 豊玉姫と山幸彦のハニワ
彦火火出見命(山幸彦)豊玉姫命を祀っています。
本宮への参道 参道の両脇に絵馬がびっしり。↑マウスオン
熱帯の原生林みたいです。 本宮 弥生時代から祠があった。↑マウスオン
真砂の貝文。
自分の心情に合った貝を探し、お供えをする。
産霊紙縒(むすびこより)
願いに合った色の紙縒りを結びます。
天の平瓮(あまのひらか)投げ。↑マウスオン  ビロウヤシが多い。
鬼の洗濯板に囲まれた島です。波の浸食が色んな形を作ります。
    
もう、旅行は終わりです。あっという間です。神話の神宮、神社、滝、島津家別邸、焼酎や黒酢の工場という奇妙な組合せのツアーですが、鹿児島、宮崎らしいのですね。
宮崎空港で食事をして、出てきたら、丁度6時。からくり時計が神話の神楽を演じていました。↑マウスオン