吉野(2016年4月8日)

8日、雨は上がっています。帰りの高速道路が工事渋滞で新幹線に遅れるといけないということで、朝早く出発。一路吉野へ。桜と御醍醐天皇ゆかりの地です。一度は行きたかったところです。
バスから降りると、目の前に桜咲く山があります。
    
この一帯は、古代より世に広く知られた聖域でした。この金峯山に役行者神変大菩薩が白鳳年間(7世紀後半)に修行に入り、修験道独特の本尊・金剛蔵王大権現を感得されます。この姿を山桜に刻んで、山上ケ岳(現:大峯山寺本堂)と山麓の吉野山(現:金峯山寺蔵王堂)に祭祀されます。これが金峯山寺の開創と伝えられています。
金峰山寺の山門は修理中でした。
金峰山寺 本堂(蔵王堂) ↑マウスオン
威徳天満宮 ↑マウスオン 大塔宮ゆかりの四本桜
道すがら、視界が開けると桜の山です。 ↑マウスオン
御醍醐天皇導きの稲荷 東南院の多宝塔
桜越しの金峯山寺
     
吉水神社に着きました。眺望のいい所に行くには、「志」が要りました。
吉野の桜は役の行者が蔵王権現をヤマザクラに刻み、お祈りしたことに始まると言われます。そして信仰の証として信者たちによって、献木として植え続けられました。ほとんどがシロヤマザクラです。3万本あると言われています。
中千本と上千本、満開です。 ↑マウスオン
一目千本と言いますが、一目万本位、ありそうです。 ↑マウスオン
こんなに満開の時に来られてラッキーでした。ずっと見ていてもあきません。↑マウスオン
     
吉水神社は御醍醐天皇の南朝の皇居のあった所です。その前には、義経と静御前が隠れた所でもあります。
日本最古の書院です。(ここも修繕中でした)
吉水神社 御醍醐天皇玉座
蝉丸の琵琶 義経の鎧 「色々威腹巻」
弁慶の武装槍 役の行者像
マウスオン 北闕門(邪気祓い所) 「九字真法」をおこなって、災いを祓う。 ↑マウスオン
鶴亀蓬莱の庭 弁慶の力釘 力自慢に親指で押しこんだ。↑マウスオン
     
そろそろ時間で戻ります。今度はゆっくり個人旅行したい。
マウスオン 勝手神社。2001年に本殿焼失。静御殿が舞ったという舞塚が残っています。↑マウスオン
桜の向こうの建物は何でしょう? 如意輪寺かしら? ↑マウスオン
下千本  ↑マウスオン
ダラスケ丸。昔からの胃腸薬のようです。
何処の山かしら? ↑マウスオン
銅鳥居 ↑マウスオン 黒門 金峯山寺の総門 ↑マウスオン
山桜と椿 石垣にジロボウエンゴサク ↑マウスオン
枝垂れ桜も綺麗です。  ↑マウスオン
マウスオン
マウスオン
下千本も見事に咲いています。
     
新幹線の時間の都合で3時間の予定が2時間半になってしまいました。でも、桜の最高の時期でした。
次は長谷寺へ。